4~5月前半 『大切にしよう』①
仲間との絆、お世話になっている人々との絆を“大切にしよう”というこの期間。
4月、入学式に新たな仲間を迎えます。
例年は全校参加の入学式ですが、令和3年度は会場に入れる人数が制限されていたため、
一部の学年は教室で見た後、校庭で『あいうえお作文』にてみんなで歓迎しました。
新入生は入学したら、6年間使う机と椅子を、家族で組み立てます。
1年生は少しずつ七沢の生活に慣れていきます。
上級生と一緒に遊んだり…
木登りやターザンロープにも挑戦して…
上級生の授業の様子もこっそりのぞきこみます。
1年生歓迎会では、上級生と一緒に学校中を探検。
探検途中には上級生が考えてくれたミニゲームがたくさん待っています。
総合学習『くらし』では、包丁の使い方も1年生から教わります。
この期間最後には、全学年参加のキャンプが待っています。
(令和3年度は宿泊をキャンセルし、『リフレッシュデイ』として実施。)
1年生によっては、親御さんと離れてのお泊りは初めての子も。
おうちの人に助けてもらうありがたみを感じつつ、上級生たちと共に
1泊2日のアクティビティを楽しみます。
5月後半~7月 『やりつづけてみよう』
自分の好きなことも、また少し難しいことも“やり続けてみよう”というこの期間。
総合学習『希望』では、「やり続ける研究」を行います。
学校の周りの自然や、自分が気になっていることを切り口に、
見続けたり、調べ続けたりして、みんなの前で発表します。
ここで学んだ『やり続け方』は、夏休みの自由研究につながっていきます。
6月には学校近くで借りている田んぼで、みんなで田植え。
植え方は慣れた手つきの上級生も教えてくれます。
図工では、版画に挑戦。
月1回の十八番(おはこ)発表会もスタート。
自分が好きなこと、夢中になっていることを、みんなの前で披露します。(司会は校長先生です。)
イングリッシュデイには、みんなで買い物のやりとりを英語で覚えて、
この日限定の通貨『リーフ』を使い、お店屋さん役とお客さん役をどちらも体験。
今年は自分達のアイディアで、ゲーム屋さんがたくさんオープンしました。
9月~10月 『動かしてみよう』
自分の意見も仲間の意見も大切にし、みんなで話し合って学校を“動かしてみよう”というこの期間。
2学期の始まりは、自由研究発表会から。
夏休みの頑張りをみんなの前で発表します。(令和3年は保護者の皆さんにはオンライン中継しました。)
二学期最大の行事、プレイデイ(運動会)。
いろんな教科と連動しながら、みんなで1から作り上げていきます。
まずは、スローガン決め。
1年生もクラスで案を出し、みんなの前で発表しました。
スローガンが決まったら、縦割りグループごとの目標を決め、グループ旗にしたためます。
当日使ういろいろな道具も、分担して手づくりして…
当日の仕事も、係ごとに分担し、全児童が関わります。
団体種目もみんなで話し合ってオリジナル競技を作り、
ダンスもできるだけ子どもたちが作った振り付けを取り入れた形のものにしています。
一方、秋は実りの時期。田んぼでは稲が育っています。
稲がたくさん実るように、案山子を作り、
みんなで立てに行きます。
プレイデイの頃に、稲刈りが待っています。
刈った稲束は、掛け干して…
昔ながらの脱穀体験にチャレンジします。
11月~12月 『広げてみよう』
自分が知らなかった自然、文化、世界に向けて、視野を“広げてみよう”というこの期間。
秋も深まり、七沢の自然を通して、いろいろな発見に巡り合います。
11月の遠足の行き先も、みんなで話し合って決めます。
でも、それに6年生は不参加。なぜなら同時期に修学旅行があるからです。
5年生の時から目的、行き先について話し合い、旅程を一から作り上げたオリジナルの修学旅行です。
この時期の総合学習『希望』では、SDGsにもつなげて、
世界のいろいろな国と、その国で起こっている課題についてグループで調べています。
1~3年生は、ある国の食べ物などについて、
4~6年生はその国での課題について調べ、
合体させて、みんなの前で発表しています。(令和3年度は動画作成形式でした。)
12月の総合学習『くらし』には、もちつきを行います。
みんなの力でついたお餅は、味餅にしたり、鏡餅にしたりしています。
(感染症対策下では、活動を縮小しています。)
また、12月後半には、クリスマス会を実施しています。
これは、本校はクリスマス会ではありませんが、
「クリスマスの本当の意味を理解してほしい」という亡き学園長の思いをもとにしています。
系列の七沢幼稚園では毎年生誕劇(ペイジェント)を行っています。
本校では、外国語のクラスごとにクリスマスや外国文化にちなんだ発表を行っています。
高学年の音楽発表では、ハンドベルの発表が定番となっています。
1月~2月 『生かしてみよう』
1年間もまとめの時期になり、いろいろな活動や学びを次の活動に“生かしてみよう”というこの期間。
大山もしばしば白く染まります。
そんななかでも、子どもたちは元気いっぱい!
総合学習『くらし』では、菌のちからを”生かして”、味噌や醤油づくりも。
醤油は一年間手入れをしてきたものが、この時期ようやく搾りを迎えます。
秋に植えた冬野菜は、寒さにも負けず、いっぱい収穫できます。
算数で学んだことを生かせば、学校模型だって作れちゃう?!
それぞれの委員会もまとめに入り、ポスターを作ったり、動画を作ったり…
「さがみ自然フォーラム」に出展する委員会もあります。
図工では、12月から大きな凧をつくります。
1月からは木工なども行い、2月の芸術祭で展示します。
芸術祭では、図工作品の展示と共に、
総合学習『希望』で作った空間作品もかざりつけ…
当日は、お客さんにみんなで作品紹介しながらご案内します。
舞台発表などを行うこともあります。
2月後半~3月 『大切にしよう』②
そして、最後にもう一度“大切にしよう”に戻ってきます。
一年間のそれぞれの成長を振り返り、さらに絆を深め、別れに備えます。
5,6年生はお別れ遠足があります。
学校に宿泊し、朝6時に学校を出発。毎朝眺めてきた大山の頂上まで4時間半かけて登ります。
頂上に着いたら、学校の下級生と『光の交信』。
そして、帰ってきたらみんなで出迎えます。
卒業式に向けて、在校生はプレゼントの準備…
卒業式にも全員参加し、今までの感謝を伝える部分があります。
一方、卒業生は1月から卒業準備を進め、これからの自分の生き方について考えを深めます。
それをプレゼン形式にまとめ、みんなの前で披露します。
そして、旅立つ仲間をみんなでお見送り…