「テーマ活動・テーマ学習」と「ノングレード縦割り教育」
そして「幼初連携」
本校は創立39年になる七沢幼稚園を基盤に、創立者内田文江が幼稚園で展開される教育を小学校へとつなげ、発展させるために設立した開校9年目の小学校です。幼稚園では幼稚園6領域と季節・行事に即した「テーマ活動」を設けています。初等学校では、この幼稚園の教育の内容を小学校指導要領に照らし合わせ、2か月ごとに1テーマ、年間6つのテーマを設け「テーマ学習『希望』『くらし』」として総合的な学習の時間と生活科、各教科の横断的なカリキュラムを展開しています。
また、こうした活動においては、ノングレード縦割りのグループを活動のベースとし、上級生をリーダーにして話し合いや具体活動を行い、園児・児童らは互いに「学び合い」「教え合い」ながら自治的に学習を進めています。初等学校設立以来、こうした学びをテーマ活動・学習、そして行事のなかで幼小で連携して行ってきました。
この幼小連携の形を平成31年度、幼稚園創立40周年/初等学校設立10周年を迎えるにあたり、あらためて意義をみつめるため、(一財)日本私学教育研究所の委託研究として「本学園の幼稚園と初等学校の連携における児童の『個の確立』と『共生』」をテーマに取り組みを進めています。
【砂運び】
4月26日(木)
毎年4月、幼稚園では砂場に新しい砂を運び入れ、その教育環境を整えます。その際に、全校(約40名)で幼稚園に出向き、砂を運ぶのを手伝います。
園児の持つバケツに砂を入れる子、1つのバケツを一緒に運ぶ子。大きなバケツや一輪車にたくさんの砂を入れて何度も何度も砂場と砂山を往復する子とお手伝いの仕方は様々です。朝、園の入り口にできた砂の山がどんどん小さくなっていき、お兄さんお姉さんとしての力の見せどころです。
砂山がなくなったら、お礼に黒糖蒸しパンのおやつをいただき、思わず笑顔がこぼれます。
【キャンプ】
初等学校のキャンプは昨年度より「七沢自然ふれあいセンター」で行うようになりました。幼稚園と学校のある七沢の地域にあり学校の環境と同じ自然に囲まれた施設です。今年はここに年長組さんがキャンプファイヤーから合流しました。レクリェーションで児童、園児、先生も入り混じったグループを作ったあとにキャンプファイヤーとなりました。
同じ棟で一晩泊まり、翌朝の体操と朝食までをともにしました。はじめての試みでしたので関わりはほんの少しでしたが、次のキャンプへの期待が膨らみました。
お互いに「よろしくお願いします。」緊張気味かな? | |
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